12 月 26 日から 1 月 1 日までの 7 日間、今回で 7 回目となる恒例の「ウッドフォード・フ
ォーク・フェスティバル」へ参加してまいりました。昨年にひきつづき3m×6mのテント
下にベッド3台を設えて、合計 133 名の方を施術いたしました。
今回は、二人の息子たちが交代で、施術の説明や予約の管理、料金の支払い(前払い制)などを担当してくれ、施術に専念することができ助かりました。(息子たちの説明でも、15 分のお試し施術をやめ、30 分・60 分施術を予約される方もいて、驚きました。英語力でしょうか。。。)
今年は、クリスマス以降、熱波・嵐が交互に来て、期間中 37 度になる日もあるかと思えば、土砂降りの雨の日もあり、天候的にはこれまでで一番厳しいイベントとなりました。雨に備えて、施術用テントの下に防水用のじゅうたんを購入したり、熱中症対策で冷たい水をいつもの倍用意したり、それなりの準備はしていましたが、嵐の中で雨漏りが起きるなどのハプニングもありました。そんな中、施術としては、気温の変化による疲労をいかに軽減するかを第一に考え、三叉神経施術なども多用させていただきました。
今回、天候的に厳しい予報が出ていたため、来場者数としては例年よりかなり少なく、他のマッサージや指圧の店舗は苦戦していたそうですが、おかげさまで、例年いらっしゃるリピーターの方などが早くから予約していただき、連日、一日前には予約の枠がすべて埋まってしまう状態でした。土砂降りであろうが、37 度の高温であろうが、キャンセルもなくみなさん来てくださいまた。
今回、印象的だったことは、若い指圧やマッサージのセラピスト、なりたての針師やホメオ
パシーのセラピストなどが、口コミで多数いらっしゃったことです。そして、自分たちの施
術のこと、資格をとってもなかなか生計を立てられないことなどの悩みを相談されました。
これまでは、外国に来て、他のセラピストの中で自分たちがチャレンジをしているという気持ちでイベントに参加してきましたが、時が流れ、長年マーケットやイベントの場で施術をする中で、周りからはある程度のベテランとして認識されるようになったことに改めて気がつきました。また、身体をよくしたい、健康にかかわる仕事がしたいと思い転職しても、なかなかうまくいかないというセラピストがたくさんいることもわかりました。
われわれは、これまでたくさんの御指南をいただき、ここまでやってこれましたが、後進の若い人たちにその技術や知識を伝えていかなければいけないことも感じました。
ただ、外国人に教える場合、資格に対する認識も違いますし、カリキュラム構成なども論理的に組み立てていかなければいけません。(今、大学で中医学の針の勉強しており、学生はみな熱心ですが、中国的な考え方と西洋的な考え方の違いで、教え方に対するクレームが出る場面も多々あります。)
今年の抱負としましては、技術をさらに磨き、これから先どのように外国人に伝えていけるかを考えて準備していければと思います。二人とも大学を卒業して資格を取得する頃には、準備が整うとよいなと考えております。
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